高校A部門|工藤真樹子先生の講評
- 毎日新聞社 北海道事業グループ
- 8 時間前
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第45回毎日こどもピアノコンクール
本選会を終え、当番審査員の先生に各部門の講評をお寄せいただきました。
本選会 審査講評|高校の部 A部門
当番審査員 工藤真樹子先生

高校A部門にご参加の17名の皆さん、大変お疲れさまでした。
今年度から新設された高校A部門は、自由曲1曲を演奏する部門です。初めての開催となりましたが、想像していた以上に皆さんの演奏に対する意欲が高く、非常に質の高い演奏を聴かせていただきました。
それぞれが選び抜いた一曲。弾きたい曲、得意な曲、大切にしている曲に思いを込め、ご自身なりの作品の捉え方や音楽観をもって演奏されていたことが、とても印象的でした。
今回の審査では、細部まで丁寧に仕上げられた完成度の高い演奏、そして一つの音色だけではなく、曲想に応じて多彩な音色を使い分け、作品の魅力を表現できていた演奏が特に心に残りました。
さらに今後意識していただきたいのが、ホールで演奏する際の「響きのバランス」です。コンサートグランドピアノは低音域が大変豊かに響くため、低音や伴奏が想像以上に前に出て、せっかくのメロディーラインが埋もれてしまうことがあります。
音楽への思いや雰囲気がよく伝わってくる演奏の中にも、メロディーがもう少し明確に聴こえると、さらに演奏の魅力が伝わるのでは、と感じる場面がありました。
自分の音がホール全体にどのように響き、客席にどのように届いているのかを想像しながら、メロディーと伴奏のバランス、響き、そして音色の変化をさらに探求してみてください。
それによって、ご自身が表現したい音楽がより鮮明に伝わるようになると思います。
何かと忙しい高校生活の中で、ピアノと向き合い、一曲をここまで仕上げて舞台に立たれたことに心より敬意を表します。今回の経験をこれからの演奏に生かし、一人ひとりがご自身の音楽をさらに深めていかれることを願っています。
皆さんのこれからの成長と、また素敵な演奏を聴かせていただけることを楽しみにしております。



























