中学A部門|渡辺郁子先生の講評
- 毎日新聞社 北海道事業グループ
- 5 時間前
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第45回毎日こどもピアノコンクール
本選会を終え、当番審査員の先生に各部門の講評をお寄せいただきました。
本選会 審査講評|中学校の部 A部門
当番審査員 渡辺郁子先生

本選出場おめでとうございます。
学業や部活動など忙しい中学生の生活状況に合わせながら、更なる成長を目指す方にステージの機会をという思いから、今年からA部門が新設されました。
それにより、課題曲、選択曲ともに選択の幅が広がり、それぞれ持っている力に合わせ、自分らしさを発揮できる曲に取り組みやすかったのではないでしょうか?
皆さんの演奏の完成度はとても高く、中学生らしい音楽の捉え方で、一つ一つの作品と真摯に向き合い、自分なりの音楽を表現しようとする姿勢が感じられました。
例えば、課題曲のバッハにしても、小学生の頃とは違った音楽的な表現が随所に見られ、フレーズの方向性や大きなまとまり、音楽の流れを考えて演奏しようとする姿勢が感じられました。選択曲は、好きで弾きたいという気持ちが伝わり、とても魅力的な表現につながっていたのが印象的でした。
中学生になると、ピアノの練習時間を確保することが難しく、とても大変なことと思います。そのような忙しい生活の中でピアノを続け、今回のステージに向けて努力してきたことは大変素晴らしく、私たちも嬉しく思いました。保護者の方々の協力や、指導されてきた先生の理解もあってのことでしょう。限られた時間ではあったとしても、積み重ねてきたことは、必ずこれからの音楽の力になるに違いありません。
この時期は、技術だけでなく音楽に対する感性も大きく成長する時期です。これからも上手に弾くことだけを目標にせず、好きだからこそ弾きたいという気持ちを大切に、自分の音楽としての表現を追求してください。
今後もたくさんのステージを経験され、さらに成長した皆さんの演奏を聴けることを楽しみにしています。



























