小4の部|藤田裕佳子先生の講評
- 毎日新聞社 北海道事業グループ
- 5 時間前
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第45回毎日こどもピアノコンクール
本選会を終え、当番審査員の先生に各部門の講評をお寄せいただきました。
本選会 審査講評|小4の部
当番審査員 藤田裕佳子先生

皆様、本選会出場おめでとうございます。北海道の各地からお集まりいただき、素晴らしいコンクールとなりました。
小4の部は、とてもレベルの高い演奏でした。音の響き、演奏内容ともに、前半の3日間の最高学年として、立派な演奏でした。
小学4年生になると、体がずいぶんとしっかりしてきて、手の大きさや体全体の骨格的にも余裕をもって演奏できるようになってきます。足台を使わずに演奏できる方も増えてきましたね。無理をして、足台を外したりする必要は全くありませんが、アシストペダルを使わずに踏むペダルは、演奏者の細やかな要求にも応えてくれます。そこで、一番大切なのはやはり、自分の音を聴く耳だと思います。楽譜に忠実に弾くことはもちろんですが、その曲の表情や、ニュアンスを音楽的にまとめあげ、変化に富み、ペダルを使うことで、より表情豊かな演奏になります。
作られた時代の演奏様式に合っていること、美しい音を響かせていること、テンポ・リズムに安定性があること、そして多くの方を感動させる演奏に高い評価がつくのだと思います。
緊張して、いつものように演奏できなかった方もいらっしゃると思います。コンクールですから、ミスがあれば評価は下がってしまいます。
実際のところ、緊張しないで弾いている方は少ないでしょう。良い緊張感を持てること、そして、その緊張のなかでも、ミスなく自分の表現ができることが重要です。いつもはしないミスをしてしまった時、本当に悔しいと思います。しかしミスをしてしまう演奏には、きっとその原因がどこかにあるのです。
姿勢、体幹、腕・肘・手の使い方やその形、足の位置、ペダルの踏み方、心の中での拍子感・リズム感、そして音を聴きとる耳、暗譜の仕方等々。もう一度、一つずつ確認してみると良いかもしれません。
サンプラザホールの響きの良いステージでの演奏が、そしてこの毎日こどもピアノコンクール本選会が、皆様の音楽への意欲を高め、目標となり、音楽を深めることにつながったことと思います。
来年また、コンクールに挑戦して下り、さらに成長した演奏を聴かせていただくことを、楽しみにしております。



























