中学B部門|内山いづみ先生の講評毎日新聞社 北海道事業グループ1 時間前読了時間: 3分第45回毎日こどもピアノコンクール本選会を終え、当番審査員の先生に各部門の講評をお寄せいただきました。本選会 審査講評|中学校の部 B部門当番審査員 内山いづみ先生本選会にご出場の皆様、おめでとうございます。中学生は学業と部活動等で多忙な毎日の中での取り組みになったかと思います。小学生の頃よりも練習時間の確保が難しかったり、短い練習時間の中でこなさなくてはならない状況も多くなってきますよね。そこで大切になってくるのは、練習内容の大切さだと思います。漠然とした練習ではなく、練習の前にどこにポイントを置いて練習をるか、クリアしたい課題を明確にした上で、しっかりと目的を決めて練習する事が大事になってくると思います。練習内容で曲の完成度は変わってきます。限られた時間の中で、効率良く練習出来るように日々取り組めたら良いですね。それでは課題曲、選択曲について気付いた事をお話しさせていただきます。【課題曲】シンフォニアも含めますと今年度は16曲の課題の中から一曲を選ぶ事になります。選曲は非常に大事になってきますので、『自分自身の中でより高い完成度を目指していける曲』を選ばれると良いかと思います。難しさをどこに置くかでも視点は変わってくると思いますので、奥深いバッハの音楽を追究出来るように日々取り組んでください。テーマに対しての対旋律のバランスを考え全てを頑張り過ぎないように、そして伸ばす音に対しての意識を高め、その音の中でどんなハーモニーが作られているのかを捉えていけると良いです。音の『意味』を理解し、どんな関係性で音楽が成り立っているのかをより深く考えて取り組めると良いと思います。【選択曲】全体的に曲の完成度をより高められていけたらと感じました。難易度が高くなると、そこに対する完成度を高めるのはより大変になってきますので、課題曲でもお伝えしたように選曲の時に様々な問題を考慮して選んでみましょう。テンポに関してですが、作曲家の意図しているテンポ感と少し離れたテンポで弾かれている演奏もありました。テンポによって全体的なイメージが違ってきますので、良く楽譜を読み込んで取り組んでみてください。選ばれた曲のスタイル(古典〜現代)によっても、求められる音色、リズムの感じ方、強弱のかけ方等も変わってきます。日頃から様々なスタイルの曲に触れて取り組まれ、音楽に親しんでおくと選曲の幅も広がっていかれる事と思います。※ 課題曲、選択曲の2曲をバランスよく仕上げてきた方が入賞に繋がっていったように思います。2曲の完成度に差が出ないように練習内容をより充実させて 日頃の取り組みから頑張っていただけたらと思います。 そして最後になりますが、参加してくださった皆様、中学校生活の大変な中でこの時期多忙な方も多くいらっしゃった事と思います。そのような中で毎コンに取り組んでピアノに向き合ってくれた事、本当に立派な事だと思います!これからも沢山の音楽に触れて、より豊かになった演奏を聴かせていただけるのを楽しみにしております♬▶ 各部門の審査講評まとめページはこちら