小3の部|梅木康代先生の講評
第45回毎日こどもピアノコンクール
本選会を終え、当番審査員の先生に各部門の講評をお寄せいただきました。
本選会 審査講評|小学校3年生の部
当番審査員 梅木康代先生

今年の本選会では、魅了され引き込まれる演奏が多々あり感動いたしました。
課題曲では、バロックならではの複数の独立した旋律、またそれぞれの要素をしっかりと理解し、みなさんの個性、感性が発揮された演奏から、練習の過程が想像でき胸が熱くなりました。
課題曲も楽譜をしっかりと読み取り、作曲者の意図、音楽に息をさせて、曲想の流れが自然な演奏多く、音楽を自分のものにされていたレベルの高い学年でありました。
一方、アドバイスとしては・・・
演奏前については、演奏まで、過度に長い時間をかけないほうが良いと思います。また、指を動かしてから演奏に向かってきる演奏者が見受けられましたが、その点は、考慮してもよいと感じています。
演奏面では、アウフタクトの弱拍の意識、また拍子感、内声の音楽の意識などを感じましょう。
またクレッシェンド、デクレシェンドは、計画性を持ち、効果的に作る。
フォルテやアクセントが過度になり不自然に感じないように工夫してみる。
この学年は、アシストペダルを使用することが多いと思います。難しいことですが、かかとが浮いたまま踏むと、音が濁ることがあります。
以上の点を参考にしてみてください。
今年は、熊本の地震など胸が締め付けられるような自然災害が起こっている中、私たちは、「毎日こどもコンクール」を通して、ご両親、先生方と共に、懸命に夢中になって応えながら、目標、可能性に向き合うことができましたね。
本選会で演奏できたことは、かけがえのない体験だと感じています。
どんなときも一生懸命に、自分の持てる力を全部出し切って向かう、情熱やひたむきを経験したみなさん。たとえ結果がどうであれ、全力を出し切ったときに感じるすがすがしい気持ちではないでしょうか。
コンクールにチャレンジする前と、コンクールを終えた後の成長は、測り知れないものと自信を持ち、次への一歩へつなげていただければと願っております。





















