札幌室内歌劇場「モーツァルトとサリエリ」小樽/札幌公演
- 毎日新聞社 北海道事業グループ
- 5月9日
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更新日:5月10日
本格オペラを身近に気軽に楽しめるシリーズとして NPO法人札幌室内歌劇場が企画する「手のひらオペラ」シリーズの第9弾は、サリエリ没後200年を記念して「モーツァルトとサリエリ」を小樽と札幌で上演します。
映画「アマデウス」で有名な、モーツァルト殺しのサスペンス劇です。
第1部はサリエリとモーツァルトそれぞれのオペラ作品からアリアや重唱をとりあげるコンサート形式。
第2部はミニオペラ「モーツァルトとサリエリ」。映画や戯曲でもよく知られる、2人の愛憎を描く物語が日本語訳詞で上演されます。モーツァルトの才能に嫉妬して毒殺をはかった宮廷楽師長サリエリの苦悩・・・あの有名なモーツァルトの「レクイエム」も引用されます。
札幌室内歌劇場 手のひらオペラ No.9
~サリエリ没後200年記念~
オペラ モーツァルトとサリエリ
■小樽公演
2025年 6月8日(日)14時00分開演
市民劇場ヲタル座(小樽築港駅直結 ウイングベイ小樽3F)
料金/3000円
■札幌公演
2025年 6月15日(日)19時00分開演
札幌市時計台2階ホール(札幌市中央区北1西2)
料金/一般 4000円、学生3500円 ほか
<チケット取扱・問合せ>
札幌室内歌劇場 011-211-0471
office-pos@opera.or.jp
ネットストアでもチケット販売中
第1部「それぞれのオペラ作品」
<サリエリの作品より>
1.「タラール」前奏曲から ”自然” ”合唱”
2.「アルミーダ」より アリア
3.「ダナオスの娘たち」より アリア
4.「まずは音楽、お次は言葉」より 二重唱
5.「ファルスタッフ」より 三重唱
<モーツァルトの作品より>
6.「フィガロの結婚」より 《恋の悩み知るものよ》
7. 〃 《手紙の二重唱》
8. 〃 《喧嘩の二重唱》
9.「コジ・ファン・トゥッテ」より 《妹よ、見てちょうだい》
第2部 プーシキンの劇詩によるオペラ「モーツァルトとサリエリ」
作曲:リムスキー=コルサコフ
訳詞・編曲:岩河智子
第1場 サリエリは、宮廷楽師長という高い身分にありながらも、若いモーツァルトの才能に嫉妬していることを告白する。そこへモーツァルトがやってきて新作を聴かせる。サリエリは称賛するが、しかしモーツァルトの毒殺を決意する。
第2場 食事をする二人。モーツァルトはレクイエムを依頼した見知らぬ男のイメージに怯えていると言い、サリエリが毒を入れた酒を呑んでしまう。彼が弾くレクイエム(モーツァルトの遺作K.626が引用されている)を聴いて、サリエリは涙を流す。そして「天才と悪人は両立しない」という言葉を思い出す。

