NPO法人 札幌室内歌劇場の「手のひらオペラ」シリーズ 第6弾は、異色の特別回。
箏(こと)演奏家の金石澄子氏をゲスト奏者に招き、渡辺淳一文学館で繊細な音の世界をお届けします。
前半は「和と洋の出会い」と題し、カルメンの「ハバネラ」やケルビーノのアリアを箏の伴奏で演奏します。
後半は、三木稔(みき・みのる)が、箏と歌のために作曲した一人語りオペラ「ベロ出しチョンマ」。心の優しい男の子チョンマの悲しい物語を、お箏に乗せて歌い語ります。
和楽器とオペラという異色のコラボレーションをお見逃しなく!
手のひらオペラ No.6
『お箏でオペラ』~オペラアリアと「ベロ出しチョンマ」~
2024年 10月24日(木)19:00 開演(18:30 開場)
2024年 10月25日(金)15:00 開演(14:30 開場)
渡辺淳一文学館(札幌市中央区南12条西6丁目 414)
入場料 一般 3,500円/学生 3,000円
お問合せ・ご予約 札幌室内歌劇場 011-211-0471
<第1部 和と洋の出会い>
三塚幸彦:風/KAZE
ビゼー:オペラ「カルメン」より “ハバネラ”
モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より “恋の悩みを知るものよ”
ベッリーニ:オペラ「カプレーティとモンテッキ」より “ああ幾度か”
團伊玖麿:オペラ「夕鶴」より “つうのアリア” ほか
<第2部 一人語りオペラ>
三木稔:オペラ「ベロ出しチョンマ」(作:斎藤隆介)
岩河智子:梅のお寺 ほか
<出演>
田中千絵子(ソプラノ)
千葉万里奈(ソプラノ)
萩原のり子(ソプラノ)
百島吾弥子(ソプラノ)
則竹正人(バリトン)
土屋益子(ピアノ)
金石澄子(箏)
<音楽監督> 岩河智子
<演出> 中津邦仁
「ベロ出しチョンマ」あらすじ
幼い妹をあやすために、眉を寄せ、ベロを出しては笑わせる兄の長松。村人からは「チョンマ」と呼ばれ親しまれている。一方、庄屋である父は、村人が凶作で苦しんでいることに耐えかね、殿様に年貢の減免を訴え出るが、家族全員が罰せられる。刑台上で泣き叫ぶ妹。長松は慰めようといつものように眉を寄せベロを出す。その瞬間、槍に刺され殺されてしまう。

