5月20日(金)にキタラ小ホールで開催される特別コンサート
「日本音楽コンクール 未来へ ~若きソリストたちの響奏」。
出演する3人のアーティストにお話をうかがいました。
平野友葵さん(バイオリン)
――コンサートに向けた抱負をお聞かせください
平野さん:札幌という、自分にとって原点であって思い出の地。ここで再び演奏できる幸せと感謝の気持ちでいっぱいで光栄なこと、企画してくれた皆様や先生、足を運んで下さる皆様に曲や音楽の素晴らしさをお伝えできるように。
東京に出てきていろいろな経験をして成長した演奏になるよう頑張りたい。音楽を伝えたい。
――東京の音楽高校に進学してすぐコロナ禍となり、つらいところがあったかと思いますが
平野さん:高校1年のころは学校もオンラインで、家に長くいた時間を音楽の勉強にあてました。昨年度はコンクール以来、オーケストラと共演する機会もあり勉強になったし、良い経験だった。コロナの中でそういう活動をさせていただいてうれしかったです。
――今回の演奏曲目について教えてください
平野さん:私の好きな曲を選びました。そのなかでも「パガニーニアーナ」は伴奏がない曲。ピアノがないソロで、音楽の広がりをいかに表現できるかに挑戦したい。
一番好きなのが「カルメン」。昔からカルメンを発表会でも弾いていましたが、今回は初めてフバイのカルメンに挑戦します。カルメンらしい情熱的な演奏ができるように頑張ります。
プロフィール/平野友葵(ひらの・ゆき)
5歳よりヴァイオリンを始める。
桐朋学園大学附属「子供のための音楽教室」札幌教室に入室。
2014年北海道毎日学生音楽コンクール小学校の部第1位。第69回全日本学生音楽コンクール小学校の部全国大会第2位、横浜市民賞、ANA賞。第26、27回日本クラシック音楽コンクール小学校、中学校の部 全国大会第2位(最高位)。第71回全日本学生音楽コンクール中学校の部全国大会第1位、兎束賞、東儀賞、かんぽ生命奨励賞、サントリー芸術財団名器特別賞。第12、14回ミュージック・アカデミー inみやざき2019 /2021優秀賞。第89回日本音楽コンクール第2位、E.ナカミチ賞。
高関健氏指揮・東京シティフィルハーモニック管弦楽団・藝大フィルハーモニア管弦楽団、大友直人氏指揮・群馬交響楽団と共演。6月に山下一史氏指揮・千葉交響楽団と共演予定。
これまでに福島紫氏、現在徳永二男氏に師事。
現在、特待生として桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)3年に在学中。
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