top of page

大事なお知らせ
3・4年生、5・6年生の選択曲ブルグミュラーについて、注意事項を補足しました。該当の方は必ずお読み下さい(2022.04.04 更新)
■注意事項 重要!必ずお読み下さい
-
次の課題曲と選択曲から各1曲を選択すること
-
1. 課題曲 → 2. 選択曲 の順で演奏すること
-
いずれも暗譜で演奏すること
-
特別の指示がない限り、繰り返しと1番カッコは無し(小学3・4年生のスチャストニーを除く)。D.C.とD.S.はあり
-
小学の部のブルグミュラーのリピート記号は全音版に準じること
-
楽譜の版による音などの違いは審査に影響はない
-
申し込み後の曲目変更は不可
-
幼児、連弾の部の自由曲は規定時間に従うこと。規定を超えた場合はカットする。規定時間内であれば繰り返しについては自由
-
高校の部は、課題曲・選択曲をあわせ 6~7分(出入り含む)を目処にカットする
-
同じ題名で違う曲もあるため、必ず冒頭譜を確認すること
-
規定書の注意書き・冒頭譜をよく確認して、指示に沿って演奏すること
-
提出と異なる曲を弾いた場合や、選択曲から先に引いた場合(幼児・連弾を除く)は 本選出場の対象となりません。くれぐれもご注意ください
-
下記曲目の先頭に付いているカッコ内の数字は、参加申込書に記入するための曲番号です
幼児の部
自由曲1曲(1分10秒以内)
-
既に出版されている曲を選ぶこと
-
楽譜の提出を求める場合がある
当番審査員による選曲アドバイス
松原 寄美子 (まつばら きみこ) 先生
色々な事に興味を持ち感性、聴覚が伸びる時期だと思います。
一人一人の個性の違い、身体的な成長に留意し選曲して頂きたいと思います。
イメージをもって取り組める曲に出会い、このステージを経験する事が音楽を表現する喜びに繋がる事を願います。
幼児の部
小学校1・2年生の部
課題曲
「バッハ アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集」より
(1)メヌエット ト長調 BWV Anh.114
(2)メヌエット ト短調 BWV Anh.115
(3)アリア ニ短調 BWV515
(4)J.C.F.バッハ:シュヴェービッシュ(全音「プレ・インベンション」第21番)
(5)L.モーツァルト:ブレ(全音「プレ・インベンション」第28番)
選択曲
(6)ベートーヴェン:ソナチネ 第5番 ト長調 第1楽章
(7)ブルグミュラー:「25 の練習曲 Op.100」1〜11、16番から任意の1曲
*リピート記号は全音版(リピート、1番カッコなし、D.C. D.S.あり)に準じること
(8)スピンドラー:ソナチネ Op.157-4 第1楽章
*8小節目にリピート記号のついている版はリピートあり(計37小節)で演奏すること
(9)ギロック:えものをさがす子猫(全音「ギロックピアノピース・コレクション1」)
(10)バスティン:闘牛士
*楽譜指定:東音「バスティンピアノベーシックス レベル3」
(11)ウクライナ民謡:コサックが馬にのってとおくへ行く(ヤマハ「ちいさな手のピアニスト改訂版2巻、03年版3巻」全音「リトルコスモス」)
(12)コレネフスカヤ:あめ(全音「リトルコスモス」)
(13)三善晃:「音の森」より 三どのワルツ
(14)湯山昭:「こどものせかい」より 11. ぼくのゆめ
当番審査員による曲目解説
木村 真由美先生 (きむら まゆみ) 先生
【課題曲】
(1)(2)メヌエットBWV Anh.114、115
3拍子の優雅な舞曲。2小節、4小節のまとまりでフレーズをよく歌ってください。右手のメロディはもちろん、左手にも音楽を感じて、またノンレガートは表情もって横の繋がりを感じて弾きましょう。
(3)アリア
寂しげな3拍子のアリアです。4小節単位の大きなフレーズで歌ってまとめましょう。アーティキュレーションを工夫して、左手はノンレガートでもレガートでもフレーズ感をもって音楽を感じて歌いましょう。
(4)シュべービッシュ
軽やかなテンポで動きを持って弾きましょう。小さなスラーとスタッカートは軽く切り、縦割りにならないように大きなフレーズの中でまとめましょう。
(5)ブレ
アウフタクトの入りは軽く、次の1拍目にかかるようによく数えて入りましょう。2分の2拍子で4小節が一まとまりの曲、スラーやスタッカートは流れを壊さないように自然に。
【選択曲】
(6)ベートーヴェン
大きな2拍子の感覚でまとめたい曲。左手の伴奏形はハーモニーを感じ、右手のメロディとのバランスに気をつけて。小さなスラーやスタッカートは流れを崩さないように自然に入れましょう。
(7)ブルグミュラー
それぞれに題名があり、子どもたちが想像しやすい曲が揃っています。アーティキュレーションに注意してその曲の情景やイメージを大切に演奏しましょう。
(8)スピンドラー
リズムに乗って軽やかにくっきりと弾きましょう。展開部での左右での掛け合いはリズムが転ばないようにスムーズに弾きましょう。
(9)ギロック
題名からたくさんのことが想像できる曲ですね。音の高さや強弱によって音色を変えたりしながら猫の表情の変化を音で表現してみましょう。
(10)バスティン
Aの前奏と後奏は息長くしっかり強弱をつけて、Bのスペイン風のメロディは雰囲気をだしてよく歌って。ギターやカスタネットやタンバリンなど色々な楽器の音色を
想像して演奏するのもいいですね。
(11)ウクライナ民謡
少し寂しげなメロディがとてもきれいな歌です。右手のメロディはなめらかに良く歌って、また左手はメロディに寄り添うように弾きましょう。後半の右手からの左手へのメロディの受け渡しも自然に。
(12)コレネフスカヤ
スタッカートは雨のしずくが落ちる様子を表してますので、左右バランスよくやさしく揃えて。外に遊びに行けなくて寂しげな様子を柔らかく表現しましょう。
(13)三善晃
軽やかなワルツの踊りを感じながらも横の流れを大切に。左右の音は寄り添って、はもりあうように、左手にメロディが来る時はバランスに注意してくださいね。
(14)湯山昭
右手のメロディがとても素敵な曲、左手の伴奏形はハーモニーを感じバランスよく合わせましょう。音の広がりに夢をのせて爽やかに弾きましょう。
小学1・2年の部
小学校3・4年生の部
課題曲
(15)J.S.バッハ:インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772
(16)J.S.バッハ:小プレリュード ホ短調 BWV938
(17)W.F.バッハ:メヌエット ト長調
*楽譜指定:音楽之友社「バッハの名曲」より7番
(18)W.F.バッハ:ブルレスカ(全音「プレ・インベンション」第24番)
(19)L.モーツァルト:アングレーズ(全音「プレ・インベンション」第27番)
(20)キルンベルガー:バレエ(全音「プレ・インベンション」第43番)
選択曲
(21)ベートーヴェン:ソナチネ ヘ長調 第2楽章
(22)ブルグミュラー:「25の練習曲 Op.100」12〜25番から任意の1曲
*リピート記号は全音版(リピート、1番カッコなし、D.C. D.S.あり)に準じること
【補足】「リピート記号は全音版に準ずる」と指定していますが、全音版にリピート記号、1カッコがついている曲は、他の課題曲・選択曲と同様にすべてリピートなし、1カッコなし(D.C.、D.S.はあり)で弾いてください
**特に13番「なぐさめ」(計42小節)、14番「スティリアンヌ」(計60小節)は版によって違いがあるので注意
(23)ショパン:ソステヌート 変ホ長調 遺作
(24)チャイコフスキー:「こどものためのアルバム Op.39」より 16.フランスの古い歌
(25)ギロック:「こどものためのアルバム」より 森の妖精
(26)スチャストニー:ちょうちょう(全音「スチャストニーこどものためのピアノ小品集」)
*1番カッコ、2番カッコありで演奏すること
(27)ゲディケ:ゆるやかなワルツ イ短調(全音「ピアノコスモス1」)
(28)安部幸明:「こどものえほん」より 6.スケルツォ(春秋「こどものための現代ピアノ曲集1」)
(29)秋元恵理子:「風のおくりもの」より 13.子猫とハイタッチ
当番審査員による曲目解説
工藤 真樹子 (くどう まきこ) 先生
【課題曲】
バロックでは、校訂版を使用される場合のアーティキュレーションは、当時の楽器や演奏スタイルを考慮の上、一参考として扱って下さい。
(15)インヴェンション1番
朗らかなハ長調の主題モチーフが色々な形で関係し合って現れます。歌う気持ちを大切に、調や主題の変化を楽しんで弾いて下さい。
(16)小プレBWV938
ホ短調のニュアンス、分散和音からなるテーマの持つ緊張感、続く順次進行のしなやかさ等キャラクターの変化を感じ、軽快に推進力もって弾いて下さい。
(17)メヌエット
メヌエット(舞曲)らしさを大切に。右手の音域が広めなので指を開き、手首しなやかに弾いて。終止形にしっかりと節目を感じましょう。
(18)ブルレスカ
「ふざけた」「悪戯っぽい」の意味です。速いパッセージは方向性を感じながら自由に駆け回る様に。慌てない為にも休符を大切に。
(19)アングレーズ
整ったテンポで左右のバランスにも気を配り、美しい音色で弾きましょう。跳躍音形にも気品を感じて。
(20)バレエ
2本の弦楽器のアンサンブルの様ですね。左右がどちらにもつられる事なくそれぞれのリズムが生き生きと躍動する様に。終わりの4小節は縦の和声を理解しましょう。
【選択曲】
この機会に是非、作曲家の伝記を読むなど、人柄や当時の様子にも思いを巡らせてみて下さい。
(21)ベートーヴェン
小さくピリッとした音で始まりましょう。スタッカートとスラーの差をつけると生き生きと聴こえます。ニ短調の右手は歌わせて。
(22)ブルグミュラー
それぞれの曲名からイメージを膨らませ、ストーリーを感じて楽しく取り組みましょう。テクニックを養いつつ感性が育ちます様に。
(23)ショパン
どこか懐かしさを感じる気品のある曲です。メロディーはふくよかな音で気持ちを込めて。繰り返し時の符点のリズムには、ふと時間が止まる様な感覚があります。狭くならずにゆとりを感じて。美しい左手メロディー8分音符には揺らぎを感じましょう。
(24)チャイコフスキー
もの悲しく語りかける様な美しいメロディー。ヴァイオリンとチェロのアンサンブルにも聴こえますね。後半の左手伴奏はピチカートでしょうか。全体にしなやかに情感込めて弾きましょう。古い時代の異国の地をイメージしながら・・・。
(25)ギロック
Aの16分音符は転ばぬ様に滑らかな線を描いて下さい。左右受け継ぎの場面はこの曲の聴かせどころです。丁寧にさらいましょう。BはAとは対照的な気分の変化を感じておおらかに美しく歌わせます。
(26)スチャストニー
左右の受け継ぎが、幻想的で美しい光景を想像させてくれます。指、手首、肘、全てしなやかに、蝶が可憐に美しく舞う姿を夢見て演奏を楽しんで下さい。中間部はドラマ性を感じましょう。
(27)ゲディケ
哀愁漂う美しい曲。ステップを踏むというよりは優しく揺れる感じです。曲名の「ゆるやかな」や、「静かに」「表情豊かに」「レガート」という指示からこの曲の持つ世界を思い描いてみましょう。ヘミオラ、転調も味わって。
(28)安部幸明
スケルツォは「冗談」の意味。音が鍵盤の上で戯れている様に軽快に弾きます。リズムのユニークさ、気まぐれなモチーフに自分なりの感性を乗せて楽しく弾いて下さい。1小節1拍で取りますが速過ぎると拍子感無くなるので注意しましょう。
(29)秋元恵理子
~作曲者の秋元恵理子先生より~ 左手が右手を飛び越えて、一生懸命ジャンプする子猫の様子を表しています。出来るだけ早く用意をしてから弾きましょう。時々甘えてくる猫の鳴き声も愛らしく表現して下さいね。
小学校5・6年生の部
課題曲
(30)J.S.バッハ:インヴェンションより任意の1曲
(31)J.S.バッハ:フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV817より ポロネーズ
(32)W.F.バッハ:アレグロ ト短調
*楽譜指定:音楽之友社「バッハの名曲」より14番
(33)W.F.バッハ:ブーレ(全音「プレ・インベンション」第25番)
選択曲
(34)ハイドン:ソナタ ニ長調 Hob.XVI/37 第3楽章
(35)ベートーヴェン:11のバガテル Op.119-1
(36)ブルグミュラー:「18の練習曲 Op.109」より 任意の1曲
*リピート記号は全音版(リピート、1番カッコ なし、D.C. D.S.あり)に準じること
【補足】「リピート記号は全音版に準ずる」と指定していますが、全音版にリピート記号、1カッコがついている曲は、他の課題曲・選択曲と同様にすべてリピートなし、1カッコなし(D.C.、D.S.はあり)で弾いてください
**特に6番「陽気な少女」(計44小節)、7番「子もり歌」(計40小節)は版によって違いがあるので注意
(37)メンデルスゾーン:「無言歌集 第2巻 Op.30」より 3.なぐさめ
(38)ショパン:マズルカ 変ロ長調 Op.7-1
(39)ドビュッシー:「子供の領分」より 6.ゴリウォーグのケークウォーク
(40)香月修:「ツグミの森の物語」より 森のアラベスク
(41)秋元恵理子:「風のおくりもの」より 20. ペティー・ナイフvs.ひのきまな板
*2版から14~15小節目にオクターブ記号あり。どちらで弾いても可とする
当番審査員による曲目解説
小野 真紀子 (おの まきこ) 先生
【課題曲】
曲の調性や拍節を感じながら、各声部のフレーズの流れを意識するとともに、同時に響く和声変化も感じとって下さい。同じ主題音形であっても対旋律の和声が基本形か転回形かでも音楽のニュアンスが変わってきます。
【選択曲】
(34)ハイドン
ハイドンの特徴のひとつであるユーモアとウィットに富んだ表現は、休符による「間」とこの前後の音質の捉え方にかかっています。スタッカーティッシモはそこだけ不自然に音が飛び出したり響きが固くなったりしないよう丁寧に、左手は軽やかに、強弱、音の高低差を感じ、調性の変化を表現して下さい。
(35)ベートーヴェン
どこか寂し気で優しい歌心にあふれる曲です。左手の重音においてバス音の下行等の動きをよく感じて右手をのせて下さい。休符の間合いでの残響、和声進行に伴うフレーズの閉じ方などにも気を付けて演奏して下さい。
(36)ブルグミュラー
表題に合わせた曲の雰囲気、テンポ、表示記号を意識して、ペダルはフレーズや和声が調和されるように配慮しましょう。強弱や多彩な音色が出せるよう、pp、sfの扱い方などに注意して下さい。
(37)メンデルスゾーン
バスの動きや和声をよく感じて、聴いてくれる相手がこの曲によって慰められそして心が洗われる音楽を目指しましょう。pの表示記号でも歌の部分ははっきりと出し、sfの音は強さと捉えず音色の変化として演奏されて下さい。
(38)ショパン
華やかなポーランドのお祭りの踊りの雰囲気で。左手の和音は軽やかに右手は抑揚を感じて華やかに。sotto voceからのスラブ民謡的な雰囲気との対比もよく感じて下さい。
(39)ドビュッシー
ゴリウォークは黒人人形のキャラクター。右手のシンコペーション、左手のリズムはドラムや手拍子、この躍動感溢れるリズムがケークウォークです。表示記号や休符等から表現をよくくみ取って下さい。
(40)香月修
この作品集の魅力はハーモニーにあります。曲の和声をなす左手の2音を重音にし、メロディーをのせる練習をすると美しく変化する和声を感じとりやすくなり音色の幅も広がります。Pやppであっても音が柔弱になりすぎないよう指先のタッチでコントロールし、フレーズを長く、響きの「間」を大切にして下さい。
(41)秋元恵理子
~作曲者の秋元恵理子先生より~ ひのきまな板を表す日本の音階はどっしりとした安定感を持って、また時々お琴の様な音色で、ペティーナイフを表す西洋の音階は切れ味鋭く、リズミカルにそれぞれの特徴を楽しんで、ユーモラスに弾いていただけると嬉しいです。
小学3・4年の部
小学5・6年の部
3・4年生補足
5・6年生補足
中学校の部
課題曲
(42)J.S.バッハ:シンフォニアより任意の1曲(2、5、9番を除く)
(43)J.S.バッハ:平均律1巻13番 嬰ヘ長調 BWV858より フーガ
(44)J.S.バッハ:フランス組曲 第3番 ロ短調 BWV814より アルマンド
(45)J.S.バッハ:パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825より ジーグ
選択曲
(46)モーツァルト:ソナタ へ長調 K.332 第1楽章
(47)ベートーヴェン:ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1 第1楽章
(48)メンデルスゾーン:「無言歌集 第11 巻 Op.19」より 4.信頼
(49)ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 Op.29
(50)ショパン:ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3
(51)ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より プレリュード
(52)シベリウス:「5つの小品 Op.75」より 5.樅の木
(53)バルトーク:「ミクロコスモス 第6巻」より 146.オスティナート
(54)中村夏美:舞曲「異国の風」(カワイ「コンサート・ピースコレクション 海人の子守唄」)
当番審査員による曲目解説
中川 和子 (なかがわ かずこ) 先生
【課題曲】
楽曲の構成を明確にして、カンタービレで美しい流れを大切に演奏しましょう。
(42)シンフォニア
中間部の動きを指任せにせずに自分の出す音を良く聴いて。
(43)平均律13番フーガ
明るい調性の雰囲気を感じて、各声部の素敵な対話を。
(44)アルマンド
転調を良く感じて、旋律の受け渡しを美しく。
(45)ジーグ
版によって左右逆の記譜があり、見た景色が違いますが、音の動き、明確な旋律ラインが表現しやすい運指で。
【選択曲】
(46)モーツァルト
美しい流れの主題から繰り広げられる調性の変化、特徴的なリズムを感じて。
(47)ベートーヴェン
ハ短調は後の悲愴ソナタ、交響曲 "運命" に重なる特別な調性。作曲者の心情を感じ取り、音に気持ちを乗せた演奏を。
(48)メンデルスゾーン
標題からイメージした背景を抒情的な語り口で。
(49)ショパン即興曲
美しい左の跳躍進行に乗せて軽やかな旋律を紡ぎ出して。
(50)ショパン ワルツ
速いテンポに振り回されずに、音の動きを楽しんで。
(51)ドビュッシー
ペダリングによる微妙な色彩感で変化する場面の描写を。
(52)シベリウス
連続するアルペジオの方向性を理解し、即興的なセンスで曲に命を吹き込んで。
(53)バルトーク
指示を良く読み取り、小気味の良いリズムの質感を高めて。
(54)中村夏美
異国情緒の匂いが伝わる魅力的な作品。変化する拍子、和音、アーティキュレーションからイメージを膨らませて。
高校の部
課題曲・選択曲をあわせ、6~7分(出入り含む)を目処にカットする
課題曲
(55)J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻・第2巻より 任意のフーガを1曲
選択曲
次の作曲家の作品より任意の1曲
-
ハイドン
-
モーツァルト
-
ベートーヴェン
-
シューベルト
-
メンデルスゾーン
-
ショパン
-
シューマン
-
リスト
-
ブラームス
-
ドビュッシー
-
フォーレ
-
スクリャービン
-
ラフマニノフ
-
ラヴェル
-
バルトーク
-
プロコフィエフ
*ソナタは緩徐楽章を除く任意のひと楽章。楽譜の提出を求める場合がある
当番審査員による選曲アドバイス
浅井 智子 (あさい ともこ) 先生
【課題曲】
平均律のフーガでは、確かな構成力が求められます。主題・応答・対旋律・ゼクエンツ・ストレッタなど全体の構造を捉えた上で、調性・拍子・音形から主題と各モティーフのキャラクターを読み取り、バランスよく仕上げていきましょう。全ての声部が重なり合ってできるハーモニーや転調、和声変化を、自然な流れで美しく演奏して下さい。
【選択曲】
選択曲は、幅広い時代・作曲家から自由に選曲して頂けます。ロマン派の情感豊かな作品の底流には、古典派の均整のとれた形式美と、それを支える調性・和声進行があります。その機能和声に代わる新しい音組織の探求により、近現代では限りなく多様な様式の作品が作られました。自分の持ち味を生かせる曲を選び、特徴や時代背景、作曲家の意図を理解し、作品とじっくり向き合って、表現豊かな演奏を目指してほしいと思います。
中学校の部
高校の部
連弾の部
自由曲1曲(5分以内)
-
既に出版されている曲を選ぶこと
-
楽譜の提出を求める場合がある
-
組曲等も1曲のみの演奏とする
当番審査員による選曲アドバイス
松原 寄美子 (まつばら きみこ) 先生
連弾はアンサンブルを経験できる興味深く、楽しいものです。パートナーと練習する過程で色々な発見、成長ができます。ソロとは違う豊かな響き、音の奥深さ、デュナーミクの変化等を体験する事が音楽の世界を広げる力になるはずです。年齢差があっても演奏できる曲、オーケストラ作品を編曲したもの等魅力的な曲が多数あります。是非皆さんチャレンジしてみて下さい。
連弾の部
bottom of page