毎日新聞社 北海道事業グループ

2020年9月28日2 分

音楽を未来につなげる「レパートリー・マッチング」

新型コロナウイルスの影響で、演奏会や発表の場を失った演奏者たち、そしてレッスンを受けられなくなった音楽学習者たちをオンラインでつなぎ、音楽を社会や未来につなげる手助けをしたい―その志のもと、札幌出身の音大生たちが中心となって「レパートリー・マッチング」というプロジェクトを立ち上げました。

現在「レパートリー・マッチング」「ピアノ部」「オンラインコンサート」の3つの企画を中心に活動を展開中で、全日本学生音楽コンクールや毎日こどもピアノコンクール、毎日学生音楽コンクールから巣立っていった現役の音大生など200人近くが会員登録しています。

「レパートリー・マッチング」は、レッスンしたい曲名を入力するだけで、その曲をレパートリーとする演奏者が瞬時に検索できる無料のオンラインサロンです。ピアノの他、弦楽器、金管・木管、声楽、ハープまで幅広い会員がそろっており、レッスンの依頼のほか、伴奏・共演の仲介も行います。

「ピアノ部」は、札幌出身で現在イモラ国際アカデミーに在学中の鈴木椋太さんがナビゲーターとなり、演奏動画付きの解説記事などで、ピアノについて幅広く学んでもらう活動です。部費は月額1000円。現在1か月の無料体験を実施中です。

 そして現在、出演者を募集中の「オンラインコンサート」。7月に開催された第1回のコンサートには28組が参加し、総再生回数は1万回を超えるほど注目を集めました。2回目となる今回はハロウィン特別企画と銘打って、仮装(任意)の演奏動画を募集中です。大人から子供まで誰でも無料で参加できます。締め切りは10月25日

 動画は公式YouTubeで配信され、その後、出演者を対象としたホールでの演奏会も企画されています

 詳細はいずれも「レパートリー・マッチング」(代表・田中英純)のホームページでご確認ください。

https://www.repertory-matching.com/

⏬レパートリー・マッチング代表でピアニストの田中英純さん

⏬「ピアノ部」のナビゲーターを務めるピアニスト・鈴木椋太さん

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